灘中学校2026年算数1日目第5問
- 数の性質 倍数
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3桁(けた)の整数Xについて、次の(条件1)、(条件2)を考えます。
(条件1)Xは、どの位にも0が使われず、2でも3でも5でも割り切れない。さらに、Xの3つの位の数字をどのように並べ替(か)えても、並べ替えた後の3桁の整数は2でも3でも5でも割り切れない。
(条件2)Xの3つの位の数字を並べ替えて、Xと異なる3桁の整数Yを作り、XとYの差が60で割り切れるようにすることができる。
(条件1)が成り立つようなXは全部で[① ]個あります。また、(条件1)と(条件2)の両方が成り立つようなXは全部で[② ]個あります。
まず、条件1について考えます。
0、2、4、6、8、5が使えないから、使える数字は1、3、7、9だけとなります。
使える数字が1、3、7、9の場合、2でも5でも割り切れないという条件は自動的に満たされるので、以下では考慮する必要はありませんね。
3桁の整数Xは、○□△(○、△、□は1、3、7、9のいずれかの整数、ただし、○+□+△は3で割り切れない数)とおくことができます。
○と□と△の組合せは以下のようになります。
1-1-3、9
1-3-3、7、9
1-7-9
1-9-9
3-3-7
3-7-7、9
7-7-9
7-9-9
(あ)1つの数字だけが異なるものについては並べ替え方が3通りあり、(い)3つの数字が異なるものについては並べ替え方が3×2×1=6通りあるから、条件1が成り立つようなXは全部で3×8+6×4=48個あります。
次に、条件2について考えます。
XとYの一の位が異なると、その差が10の倍数となることはありえないから、XとYの一の位は同じ数となります。
また、XとYは異なるから、YはXの百の位の数と十の位の数を入れ替えた数となります。
X=○×100+□×10+△×1とY=□×100+○×10+△×1(○と□は異なる整数)の差は(○と□の差)×90=(○と□の差)×3×30=となり、これが60で割り切れるためには、○と□の差が2で割り切れることが必要となりますが、奇数2つの差は常に2で割り切れるので、○と□が異なる2整数である限り条件を満たすことになります。
(あ)の場合、Xは2通りあり、(い)の場合、Xは6通りあります。
したがって、2つの条件を満たすXは全部で2×8+6×4=40個あります。 ←(1)で求めた48個から、○=□のもの(○○△)8個を引いてもよいでしょう。