洛星中学校2025年前期算数第3問(2)
- 平面図形 面積比 相似 等積変形
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図のような直角三角形ABCがあり、三角形APCの面積と三角形ABQの面積は等しくなっています。
(ア)三角形ABCの底辺をBCとしたときの高さを求めなさい。
(イ)APの長さが1cmのとき、CQの長さを求めなさい。
(ウ)ACとPQが平行であるとき、三角形BPQの面積を求めなさい。
(ア)
三角形ABCの底辺をAC(6cm)としたときの高さはAB(8cm)だから、三角形ABCの底辺をBC(10cm)としたときの高さは、8×6/10=4.8cmとなります。 ←積一定(反比例)を利用しました。
もちろん、三角形ABCの面積の逆算を利用して解いてもよいでしょう。
(イ)
三角形APCの面積が三角形ABCの面積の1/8だから、三角形ABQの面積も三角形ABCの面積の1/8となります。
三角形ABQと三角形ABCは高さが等しいから、BQの長さはBCの長さの1/8となります。 ←三角形の高さ一定⇒面積比=底辺の長さの比
したがって、CQの長さは10×7/8=35/4cmとなります。
(ウ)
ACとPQが平行であるとき、三角形APCと三角形AQCは底辺と高さが等しいから面積も等しくなります(等積変形)。
三角形APCの面積と三角形ABQの面積が等しいことから、三角形ABQの面積と三角形AQCの面積が等しくなり、この2つの三角形の高さは等しいから、底辺BQとQCは等しくなります。 ←三角形の高さ一定⇒面積比=底辺の長さの比
三角形BPQと三角形BACのピラミッド相似(相似比はBQ:BC=1:2で、面積比は(1×1):(2×2)=1:4))に着目すると、三角形BPQの面積は
6×8×1/2×1/4
=6cm2
となります。