帝塚山学院中学校2019年1次A算数第7問
- 場合の数 組合せ 重複組合せ
-
ある整数アのすべての位の数の和を【ア】で表すことにします。
例えば、次のようになります。
【3】=3
【10】=1+0=1
【597】=5+9+7=21
①【2019】はいくつになりますか。
②【ア】=9になる1000より小さい整数アは何個ありますか。
灘中で同じような問題が出されています(灘中学校2021年算数1日目第3問)。
①
2+0+1+9=12が答えとなります。
②
3桁以下の整数で各位の数の和が9となるものの個数を求めなさいということですね。
デジタル表示(例えば、27は027、9は009)で考えます。
合計9個の1(〇)を百の位と十の位と一の位に配置すると考えます。 ←例えば、〇〇〇〇〇//〇〇〇〇であれば、504となり、//〇〇〇〇〇〇〇〇〇であれば、9(009)となります。
〇9個と仕切り2個の配置の仕方を考えればよいから、各位の数の和が9である3桁以下の整数は、全部で
(11×10)/(2×1) ←組合せですね。
=55個
あります。
帝塚山学院中学校の受験生の場合、上の解法をマスターしていないことが多いでしょうね。
すると、地道な解法で解くことになり、和が9になる整数3個(デジタル表示を利用)の組合せをまず選び出し、次に並べ替えを考えて桁数え上げることになりますが、ちょっと面倒ですね。
和が9になる整数3個(デジタル表示を利用)の組合せは009、018、027、036、045、117、126、135、144、225、234、333となります。
3個の数字がすべて異なる場合、並べ方は3×2×1=6通りあり、2個の数字が同じ場合、並べ方は3通りあり、3個の数字が同じ場合、並べ方は1通りあるから、整数アは全部で3×4+6×7+1=55個あります。