西大和学園中学校2025年東京・東海会場算数第1問(1)

場合の数 順列 組合せ
 0、1、2、・・・9の計10枚のカードがあります。10枚のカードから1枚を選んで、カードに書かれた数を書き留めてから、元に戻すことを6回繰り返します。書き留めた数をすべてかけあわせてできる数が2025になるようなカードの引き方を考えます。例えば、
 3→3→3→3→5→5
のように、3、5のちょうど2種類のカードだけを引く場合、引き方は(あ)通りあります。また、1、5、9のちょうど3種類のカードだけを引く場合、引き方は(い)通りあります。他の場合も合わせて、カードの引き方は全部で(う)通りあります。

2025を素因数分解すると3×3×3×3×5×5となります。 ←2025年の受験生なら当然覚えているはずですが、問題文の例のところで出題者が書いてしまっていますね。
使うことができるカードは1、3、5、9だけで、5は必ず2回使うことになりますね。
残りの6-2=4回については、次の3つの場合が考えられます。 ←3を奇数回選べないことに注意しましょう。3を選ぶ回数と9を選ぶ回数が連動しているからです。
(A)3を4回選ぶ場合
(B)3を2回選ぶ場合(9を1回、1を1回選ぶことになります)
(C)3を0回選ぶ場合(9を2回、1を2回選ぶことになります)
(A)の場合
6回中どの2回に5を選ぶか考えればよく、(6×5)/(2×1)=15通りあります。
これが(あ)の答えですね。
(B)の場合
6回中どの1回に9を選ぶかで6通りあり、そのそれぞれに対して、残りの5回中どの1回に1を選ぶかで5通りあり、そのそれぞれに対して、残りの4回中どの2回に3を選ぶかで(4×3)/(2×1)=6通りあり、残りは自動的に確定するから、この場合は6×5×6=180通りあります。
(C)の場合
6回中どの2回に5を選ぶかで(6×5)/(2×1)=15通りあり、そのそれぞれに対して、残りの4回中どの2回に9を選ぶかで(4×3)/(2×1)=6通りあり、残りは自動的に確定するから、この場合は6×5×6=90通りあります。
これが(い)の答えですね。
したがって、カードの引き方は全部で15+180+90=285通りあります。
これが(う)の答えですね。

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