東大寺学園中学校2021年算数第1問(1)
- 計算問題 計算の工夫
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次の□にあてはまる数を答えなさい。
(21×21-19×19)÷(1+4/(43×47))-20÷(1+□/(41×49))=21×21-(20×20×20+1)/21
どのかけ算も暗算で答えが出せるので計算してしまいます。
21×21=20×20+20+21=441 ←連続する平方数の差の知識を利用して計算しました(面積図をイメージすればすぐにわかります)。
19×19=361 ←覚えていなければ、20×20-(20+19)
43×47=2021 ←下の(参考)を参照
41×49=2009 ←下の(参考)を参照
(20×20×20+1)/21=8001/21=381 ←8001は、各位の和が9だから3で割り切れます。また、8001=8008-7で、1001=7×11×13だから、8001は7で割り切れます。結局、8001が21で割り切れることが瞬時に判断できます。
なお、和と差の積=2乗の差を利用して、21×21-19×19=(21+19)×(21-19)=40×2=80とすぐにすることができますが、右辺の21×21を計算することを考慮し、今回はかけ算をそのまま計算しました。
80×2021/2025-20÷(1+□/2009)=60
4×2021/2025-1÷(1+□/2009)=3 ←両辺を20で割りました。
結局、(1+□/2009)の逆数(1÷(1+□/2009))が
4×2021/2025-3
=(8084-6075)/2025
=2009/2025
となり、(1+□/2009)が2009/2025の逆数、つまり2025/2019=1+16/2019となるから、□=16となります。
(参考)〇△×〇□(△+□=10)の計算について
〇×(〇+1)を百の位に配置し、△×□を下2桁に配置します(このようになることは面積図をかけばわかります)。
例えば、45×45であれば、4×(4+1)=20を百の位に、5×5=25を下2桁に配置すればよく、2025となります。また、43×47であれば、4×(4+1)=20を百の位に、3×7=21を下2桁に配置すればよく、2021となります。