東大寺学園中学校2018年算数第1問(2)

平面図形 正六角形 面積比
東大寺学園中学校2018年算数第1問(2)(問題)の図  右図の正六角形ABCDEFにおいて、AF上に点Gをとりました。三角形BCGの面積と三角形DEGの面積の比が12:13であるとき、AG:GFを最も簡単な整数の比で答えなさい。

解くのに30秒もかからない問題です。
正六角形の面積の有名知識(神戸女学院中学部2007年算数第5問の解答・解説を参照)を利用します。
三角形ABGと三角形EFGの面積の合計は、三角形ABFの面積と等しく(等積変形)、正六角形の面積の1/6となります。
また、三角形GCDの面積は正六角形の面積の1/3となります。
このことから、問題文の図のかげをつけた部分の面積の合計は正六角形の面積の1-1/6-1/3=1/2となります。
与えられた条件から、三角形BCGの面積は、正六角形の面積の
  1/2×12/(12+13)
 =1/6×36/25(倍)
となり、これは三角形OBCの面積×(25+11)/25となります。 ←Oは正六角形ABCDEFの中心です。三角形OBCの面積(正六角形の面積の1/6)と三角形BCGの面積を、底辺をBCとして比べています(詳細は省略します。上の女学院の問題の解説ページでも同様の解法を利用しています)。
したがって、AG:GF=11:(25-11)=11:14となります。

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