西大和学園中学校2024年東京・東海会場算数第1問(3)

平面図形 角度 相似
 平行四辺形ABCDの内側に、直線BD上にない点Pを下の図のようにとります。
 点Pを通り、直線ABと平行な直線と、辺BC、辺DAとの交点をそれぞれE、Fとします。(あ)の角の大きさは[あ]°であり、(い)の角の大きさは[い]°です。
西大和学園中学校2024年東京・東海会場算数第1問(3)(問題)の図

中学受験における三角形の相似の問題の大半は、下の3つの相似条件のうち(ア)のものが大半なので、(イ)のものに気付かないと解けないこの問題は難しいでしょう。
(三角形の相似条件)
 (ア)2組の角がそれぞれ等しい。
 (イ)2組の辺の比とその間の角がそれぞれ等しい。
 (ウ)3組の辺の比がそれぞれ等しい。
西大和学園中学校2024年東京・東海会場算数第1問(3)(解答・解説)の図
平行線の同位角は等しいから、(あ)の角の大きさは39°となり、同じ記号を付けた角の大きさは等しくなります。
また、平行四辺形の対辺は等しいから、図の同じ記号を付けた辺の長さは等しくなります。
三角形PFAと三角形CEPは相似(2組の角がそれぞれ等しいから)だから、対応する辺の比が等しく、☆:〇=□:△となります。
したがって、三角形DFPと三角形PEBは相似となる(2組の辺の比とその間の角がそれぞれ等しいから)から、(い)の角の大きさは角FPDの角の大きさと等しく、180-128-29=23°となります。

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