神戸女学院中学部2023年算数第2問(2)

文章題(比と割合) 倍数変化算 比例式
 お祭りでジュースとお茶を売ったところ、1日目に売れたジュースとお茶の本数の比は11:8でした。2日目に売れた本数は、1日目よりジュースが10本少なく、お茶が5本多かったので、2日目に売れたジュースとお茶の本数の比は9:7でした。1日目に売れたジュースは何本でしたか。

倍数変化算と呼ばれる問題です。
様々な解法が考えられますが、ここでは比例式を作って解きます。
1日目に売れたジュースとお茶の本数をそれぞれ[11]、[8]とします。
与えられた条件より
  ([11]-10):([8]+5)=9:7
  ([8]+5)×9=([11]-10)×7 ←比例式の処理⇒内項の積=外項の積
  [72]+45=[77]-70
  45+70=[77]-[72]
  [5]=115
したがって、1日目に売れたジュースの本数は115×[11]/[5]=253本となります。
(参考)比例式(A:B=C:D)の処理について
A:B=C:Dというのは、A/B=C/D(比の値)と同じことです。
この両辺にBとDをかけて約分すると、A×D(外項の積)=B×C(内項の積)が得られます。

このページの先頭へ