洛星中学校2022年前期算数第3問(1)

文章題(比と割合) 食塩水の濃さ 比の積・商
 2種類の食塩水A、Bがそれぞれ700g、420gあります。食塩水AとBの濃(こ)さの比は4:7です。
(ア)食塩水Bに何gの水を加えれば、食塩水Bの濃さは食塩水Aの濃さと等しくなりますか。
 食塩水Aに食塩を20g加えてよく混ぜると、食塩水Aの濃さはもとの食塩水Bの濃さと等しくなりました。
(イ)もとの食塩水Bの濃さを求めなさい。


(ア)
(最初)
 食塩水の量の比 A:B=700g:420g=5:3
 濃さの比 A:B=4:7
だから、
 食塩の量の比 A:B=(5×4):(3×7)=20:21(=<20>:<21>) ←比の積・商~食塩の量(の比)=食塩水の量(の比)×濃さ(の比)
となります。
(Bに水を加えた後)
 食塩の量の比 A:B=20:21
 濃さの比 A:B=1:1
だから、
 食塩水の量の比 A:B=20:21=[20]:[21]
となります。
[20]=700gだから、Bに加えた水の量は
  700×[21]/[20]-420
 =735-420
 =315g
となります。
(イ)
(最初)に関しては(ア)の場合と同じですね。
(Aに食塩を加えた後)
 食塩水の量の比 A:B=(700g+20g):420g=12:7
 濃さの比 A:B=1:1
だから、
 食塩の量の比 A:B=12:7=<36>:<21> ←Bの食塩の量は一定だから、Bの食塩の量に着目し、比合わせしました。
となります。
<36>-<20>=<16>が20gに相当するから、Bに含まれる食塩の量は20×<21>/<16>=420/16gとなり、これはBの食塩水の量の1/16だから、その濃さは100×1/16=25/4%となります。

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