四天王寺中学校2005年算数B第1問(2)
- 数の性質 約数 ルジャンドルの定理
-
1から20までの整数をかけあわせた1×2×3×・・・×20を割り切れるかぎり2で割ると[ ]回割ることができます。
商は整数の範囲で考えます。
1から20までの2の倍数の個数は20÷2=10個
1から20までの4(2×2)の倍数の個数は20÷4=5個
1から20までの8(2×2×2)の倍数の個数は[20÷8]=2個 ←[○]は、○を超えない最大の整数を表します。
1から20までの16(2×2×2×2)の倍数の個数は[20÷16]=1個
1から20までの32(2×2×2×2×2)の倍数の個数はあきらかに0個
だから、1から20までの整数をかけあわせた数を2で割り切る回数は
10+5+2+1 ←例えば、4の倍数は、2の倍数と4の倍数のところでカウントされていますが、実際、2で2回割り切れるので、ちょうどよくなりますね。
=18回
となります。
実際には、[〇]を〇を超えない最大の整数を表す(ガウス記号)として、[20/2]+[20/4]+[20/8]+[20/16]=10+5+2+1=18回とするだけです。
京都大学でも同じような問題(京都大学2009年数学文理共通第5問)が出されているので、ぜひチャレンジしてみましょう。