明星中学校2006年算数第4問

論理・パズル問題 推理
 A、B、C、D、Eの5人が横1列に並んでいる。
 AはEよりも右で、BはC、Eよりも右で、CはDよりも右で、DはEよりも左であることがわかっている。このとき、次の問いに答えよ。
(1)1番左に並んでいる人はだれか。
(2)左から3番目に並んでいると考えられる人をすべて書け。
(3)BとEがとなり合って並んでいるとき、5人を左から順に書け。

算数オリンピックのキッズBEEにチャレンジする子にちょうどいい問題です。
(1)
AはEよりも右で、BはC、Eよりも右で、CはDよりも右で、DはEよりも左であるから、5人の左右の位置関係は次のようになります。
 E A
 E B
 C B
 D C
 D E
A、B、C、Eはある人の右側に来ることがあるので、1番左に並んでいる人はDとなります。
(2)
5人の左右の位置関係を共通する人に注目して整理しなおすと、次のようになります。
 D C B
 D E A
     B
このことから、左から2番目はCかEになることがわかります。
左から2番目にCが来たとき、左から3番目はEになります。 ←A、Bの左にEがないといけないからです。
左から2番目にEが来たとき、左から3番目はAかCになります。 ←Bの左にCが来ないといけないので、Bは駄目ですね。
したがって、左から3番目に並んでいると考えられるのは、A、C、Eになります。
(3)
(2)より、左から3番目までは、DCE、DEA、DECというパターンが考えられますが、BとEが隣り合っていることから、DCEのパターンしかありえません。
結局、5人は左から順にD、C、E、B、Aと並んでいることになります。

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