洛南高等学校附属中学校1997年算数A第2問(2)

文章題(特殊算) 過不足算
 クラスの全員に合格祈願(きがん)の鉛筆を配ることにしました。1人に3本ずつ配ると何本か余り、4本ずつ配ると3本ずつ配るときに余る本数の半分の本数が足りません。そこで、12人には1人3本ずつ、残りの人には1人4本ずつ配ったところ、ちょうど配ることができました。このクラスの人数は何人ですか。

「12人には1人3本ずつ、残りの人には1人4本ずつ配ったところ、ちょうど配ることができました」から、1人4本ずつ配ると、12本足りないということですね。
これで典型的な過不足算の問題になりましたね。
過不足算には、面積図の解法、表の解法、いわゆる①解法(消去算)など様々な解法が考えられますが、ここでは、表の解法と①解法を紹介します。
(表の解法)
  4・・・4 12不足
  3・・・3 24余り
 差1・・・1 36
差の1をクラスの人数分集めると36になったということだから、クラスの人数は
  36÷1
 =36人
となります。
(①解法)
クラスの人数を①人とし、鉛筆の全部の本数に着目すると、
 4×①-12=3×①+24
 ④-12=③+24
 ①=24+12
 ①=36
したがって、クラスの人数は36人となります。

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